海に関する詩のまとめ

海について書かれた詩を紹介している記事をまとめました。(浜・港・沖の詩も含みます)

生命のみなもとである海からは、多くの詩が生まれています。さまざまな表情をした言葉を集めましたので、ぜひご鑑賞くださいね。

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海がテーマ・海についての詩~10記事~

中原中也「北の海」

海にゐるのは、あれは人魚ではないのです…
一度目にしたら、瞼の裏に焼き付きそう。はてしなく空を呪う海。

中原中也「北の海」…海にいるのは、 あれは人魚ではないのです。
中原中也の詩のなかには、ひとたび目にすると忘れられなくなるような詩があります。 これから紹介する詩「北の海」も、まさにそ...

中原中也「頑是ない歌」

思へば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ…
「頑是ない」とは、「聞き分けがない」とか「無邪気な」という意味です。

中原中也の詩「頑是ない歌」…思えば遠く来たもんだ
中原中也の詩「頑是ない歌」を紹介します。 この詩の題名に覚えがなくでも、出だしにピンと来るかたはいらっしゃるのではないで...

中原中也「月夜の浜辺」

月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちてゐた…
ささやかであっても、どうしても捨てられない物。言葉にならない思い。

中原中也の詩「月夜の浜辺」の心情は?~鑑賞と解説~
ささやかであっても、どうしても捨てられない物に、出合ったことはありますか? なぜ、どのようにそれが宝物なのか、上手くは説...

高田敏子「海」

少年が沖にむかって呼んだ「おーい」…
少年が見る海と、大人に見る海の違いは?

高田敏子の詩「海」
高田敏子さんは、日常生活に根ざした、やさしい詩を書き続けていました。 やさしいというのは、易しくもあり、優しくもあるとい...

高田敏子「布良海岸」

この夏の一日 房総半島の突端 布良の海に泳いだ…
夏は知らない間に終わっているから切ない…

高田敏子の詩「布良海岸」
高田敏子さんは海にまつわる詩を、いくつも書かれています。今回はそのうちのひとつ、「布良めら海岸」を紹介いたします。 母親...

ジャン・コクトー(訳:堀口大学)「耳」

私の耳は貝の殻 海の響をなつかしむ
この短い詩に、世界がいくつも重なり合っています。

私の耳は貝の殻…ジャン・コクトーの詩を、堀口大学の名訳で。
これから海にちなんだ、とても美しい短詩をひとつ紹介します。 耳 私の耳は貝の殻から 海の響ひびきをなつかしむ この短詩の...

谷川俊太郎「黄金の魚」

おおきなさかなはおおきなくちで ちゅうくらいのさかなをたべ…
谷川俊太郎さんが、パウル・クレーの絵からイメージを広げて詩にしました。

谷川俊太郎の詩「黄金の魚」
谷川俊太郎さんは、スイスの画家であるパウル・クレーの絵をモチーフにして、いくつも詩を生み出しています。 そのうちのひとつ...

『寺山修司少女詩集』より~海の詩3選

なみだは にんげんのつくることのできる 一ばん小さな 海です
『寺山修司少女詩集』より、心が透けてみえる海の詩を3編紹介。
(「一ばんみじかい叙情詩」「かなしくなったときは」「ひとりぼっちがたまらなかったら」)

寺山修司の海の詩・3選~『少女詩集』より
寺山修司の詩歌について語るのに、「海」は欠かせないキーワード。 今回は『寺山修司少女詩集』(角川文庫)より、海にまつわる...

茨木のり子「根府川の海」

根府川 東海道の小駅 赤いカンナの咲いている駅…
茨木のり子さんは青春時代、戦争の渦中にいました。敗戦から八年後、海が見える駅・根府川を通過しながら、当時を回想します。

茨木のり子「根府川の海」…青春の回想詩
茨木のり子さんは1926(大正15)年生まれ。10代の頃は、戦争の真っ只中にいました。 当時の青春をふり返って書かれた詩...

萩原朔太郎「月光と海月」「およぐひと」

月光の中を泳ぎいで むらがるくらげを捉へんとす…
萩原朔太郎の初期作品。現実以上にリアルな世界です。

萩原朔太郎「月光と海月」「およぐひと」
萩原朔太郎の「月光と海月」は、とても不思議な詩です。読めば読むほどイメージが広がり、いろいろな解釈をすることができます。...
「まとめ」について
  • 詩の出だしと、どのような海が描かれているのか、簡単な説明文を加えました。詩を探すときの参考にしてください。
  • それぞれの記事は、ブログカード(画像入りのボタン)をクリックまたはタップすれば、ご覧いただくことができます。

コメント

  1. 秘密 より:

    すごくわかりやすかったです。

  2. 秘密 より:

    ほかのひとにもおしえてあげたいです。

  3. 秘密 より:

    ありがとうございます。

    • kotoba より:

      秘密さま

      はじめまして。コメントありがとうございます。
      「わかりやすい」と言っていただけて、嬉しいです。

      海の詩、それから、空の詩や花の詩のコメントも拝見いたしました。
      この場でまとめて、お礼を申し上げます。

  4. 秘密 より:

    このサイト人気なんですか?503エラーになっちゃいました。あと名前を出したくないので秘密です。

    • kotoba より:

      秘密さま
      こんにちは。
      このたびは503エラーの件でご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ございませんでした。
      3日前から急激にアクセスが増えて、サーバーに負荷がかかっているのかと思います。
      前向きに対策を打ち出していきたいです。よろしくお願いいたします。

  5. 秘密 より:

    秘密から
    名前を秘密から虎にします。

    • kotoba より:

      虎さま
      こんにちは。お名前変更の件、承知いたしました。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  6. くろはや より:

    命に嫌われているけっきょくいつかは、死んでいく君だって僕だってかれはのようにくちてくそれでも必死に生きていのちをかかえていきてころしてあがいてわらってかかえていきていきていきていきていきていきろ

  7. より:

    よく詩を見ています

    • kotoba より:

      虎さま
      いつもコメントありがとうございます。
      先にいただいたコメントは一文字のみだったので、こちらのコメントのみ反映いたしますね。

  8. より:

    サイトを久しぶりに見ました。

    • kotoba より:

      虎さま
      こんにちは。久々にサイトに訪問してくださって、ありがとうございます。
      ところで、他の2つの記事でもほぼ同じ文章のコメントをいただいていますので、こちらのコメントのみ反映させていただきます。(ごめんなさい!)
      当サイトのコメントは承認制で、私が承認するまではコメントは非公開となっております。せっかくコメントを送信してもすぐに反映されないので、心配になることもあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

  9. 恥ずかしがり屋 より:

    初めてサイトを見てみたんですけど、とても素敵な詩でした。 
    疲れていた心が癒されました。
    ありがとうございます!

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