花に関する詩のまとめ

花に関する詩について書いた記事をまとめました。

有名な作品から隠れた名作まで、おすすめしたい詩をそろえましたので、どうぞお楽しみくださいね。

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花がテーマ・花についての詩~14記事~

茨木のり子「さくら」

ことしも生きて さくらを見ています…
茨木のり子さんの目が、奥深いところから見た「さくら」。

茨木のり子の詩「さくら」…ひとは生涯に何回さくらを見られるか
茨木のり子さんは、私が敬愛してやまない詩人の一人です。茨木さんは1926年(大正15年)に、大阪で生まれました。青春時代...

金子みすゞ「星とたんぽぽ」

青いお空のそこふかく、海の小石のそのように…
目に見えないものの存在について、優しく語りかけます。

金子みすずの詩「星とたんぽぽ」…見えぬものでもあるんだよ
金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」という詩を紹介します。金子みすゞさんは、大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人です...

草野心平「青イ花」

トテモキレイナ花。イッパイデス…
少年蛙の目線から描かれた世界。

オ母サン。…草野心平のカタカナの詩「青イ花」
草野心平さんは、「蛙の詩人」として知られています。富士山や海や天体、人間や植物など、ありとあらゆるテーマで詩を書きました...

三好達治「チューリップ」「信号」

蜂の羽音が チューリップの花に消える…
「チューリップ」の詩と、椿が印象的な「信号」の詩をご紹介。

三好達治の四行詩「チューリップ」「信号」
三好達治の詩を、国語の教科書で見たことがある人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。ただ正直に告白すると、学生の...

北原白秋「ほのかにひとつ」

罌粟ひらく、ほのかにひとつ、また、ひとつ……
多感な季節。そよ風に揺れる園に、胸の想いが重なります。

北原白秋の恋の詩「ほのかにひとつ」
北原白秋の詩は、古風な言葉のように見えて、いまでも新鮮な血が通っています。思わず口ずさみたくなるような、親しみやすさがあ...

ヰルヘルム・アレント(訳:上田敏)「わすれなぐさ」

ながれのきしのひともとは、みそらのいろのみづあさぎ…
日本人の心にも響くドイツの詩。植物の忘れな草は、さまざまな文学や歌に登場しています。

「わすれなぐさ」…上田敏の名訳詩集『海潮音』より
上田敏(1874-1916)の名訳詩集『海潮音』には、「わすれなぐさ」という訳詩があります。あの青く可憐な花を思わせるよ...

梅雨~夏

谷川俊太郎「生きる」

生かす 六月の百合の花が私を生かす…
谷川俊太郎さんには「生きる」という詩が二つあります。ここで紹介するのは、一方の詩と比べると目立たないかもしれませんが、ぜひおすすめしたい名作です。

谷川俊太郎の詩「生きる」…六月の百合の花が私を生かす
谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を紹介します。実は同じタイトルの詩が二つ存在していて、詩集『うつむく青年』(1971年...

萩原朔太郎「こころ」

こころをばなににたとへん こころはあぢさゐの花…
こころを紫陽花などに例えて、その不思議について問いかける詩。

萩原朔太郎の詩「こころ」の意味は?現代語訳と解説
萩原朔太郎の「こころ」は、不思議な詩です。この世にあるどの詩もそうですが、「こころ」は特に、読む人や読む時によって解釈が...

北原白秋「水ヒアシンス」

月しろか、いな、さにあらじ。薄ら日か、いな、さにあらじ…
水ヒアシンスはホテイアオイのこと。出だしから心惹かれます。

北原白秋の思い出の詩「水ヒアシンス」
北原白秋は詩に限らず、童謡を数多く残しています。瑞々しい子ども心を、いつまでも残していたのですね。白秋の詩にも、その心は...

中原中也「六月の雨」

またひとしきり 午前の雨が 菖蒲のいろの みどりいろ…
潤いと憂い。雨のリズムに心揺れるソネット。

中原中也のソネット「六月の雨」
中原中也の詩で、「六月の雨」が好きだという人は多いのではないでしょうか。私もまさにそうです。梅雨になると特に、味わいたく...

三好達治「乳母車」

母よ――淡くかなしきもののふるなり 紫陽花いろのもののふるなり…
日本の美しく懐かしい抒情詩です。

三好達治の美しい叙情詩「乳母車」…淡くかなしきもののふるなり
三好達治の詩「乳母車」を初めて目にしたとき、その美しさに息を零しそうになりました。三好達治の代表作であることはもちろん、...

秋~冬

石垣りん「幻の花」

庭に 今年の菊が咲いた…
ひとつも無駄がない言葉たち。深く考えさせられる詩です。

石垣りんの詩「幻の花」
石垣りんさんの「幻の花」という詩を紹介します。石垣りんさんは、1920年(大正9年)に生まれ、2004年(平成16年)に...

草野心平「紅梅」

どうして紅の花が咲きどうして。ふくいくとした香りをわかせるのだらう。どうして…
年輪を重ねた果ての、瑞々しく奥深い詩。

草野心平「紅梅」…どうして紅の花が咲き匂うのか
草野心平さんは、蛙や富士山について書かれた詩が多いため、「蛙の詩人」「富士山の詩人」と思われがちですが、一言で括れないく...

新川和江「ふゆのさくら」

おとことおんなが われなべにとじぶたしきにむすばれて…
ひらがなのみでつづられた、冬に咲く桜のように凛とした恋愛詩。

新川和江のひらがなの恋愛詩「ふゆのさくら」
冬に咲く桜があることを、ご存知でしょうか。冬桜は10月から翌1月にかけて咲く桜で、一般的な春の桜よりも花が小ぶりです。と...
「まとめ」について
  • 詩の出だしと、どのような花が描
  • かれているのか、簡単な説明文を加えました。詩を探すときの参考にしてください。
  • それぞれの記事は、ブログカード(画像入りのボタン)をクリックまたはタップすれば、ご覧いただくことができます。

コメント

  1. 秘密 より:

    花の詩はいいですよね。

  2. 花な より:

    花の詩、すごいいいですね

    • kotoba より:

      花な さま
      初めまして。花の詩は私も大好きです。
      お褒めのお言葉をありがとうございます。

  3. 花な より:

    花の詩はとてもいいですね

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