まとめ

有名な詩・おすすめの詩一覧…心に響く。感動することば。

有名な詩のなかでも、親しみやすく、心からおすすめしたい詩を選んでまとめました。 あなたにとってお気に入りの詩が見つかれば幸いです。 有名な詩・おすすめの詩10選 高村光太郎「あどけない話」 智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいと...
谷川俊太郎

【3月の詩】谷川俊太郎「言葉」

当ブログでは2021年4月から毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介してきました。12回目の今回は最終回。私が毎年3月になると思い出す詩……谷川俊太郎さんの『言葉』について触れてみます。 言葉 何もかも失って 言葉まで失ったが 言葉は壊れな...
立原道造

【2月の詩】立原道造「浅き春に寄せて」

当ブログでは毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介する予定です。 2月の今回は、立原道造の「浅き春に寄せて」です。 浅き春に寄せて 今は 二月 たつたそれだけ あたりには もう春がきこえてゐる だけれども たつたそれだけ 昔むかしの 約束は...
吉野弘

吉野弘の詩「祝婚歌」…二人が睦まじくいるためには

吉野弘さんの「祝婚歌」は、作者名や題名が分からなくても、内容に覚えがある方が多いのではないでしょうか。 もし初めて見聞きするとしても、どこか懐かしい雰囲気のある詩です。 以下、全文を引用いたしますね。 祝婚歌 二人が睦まじくいるためには 愚...
茨木のり子

茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」

茨木のり子さんの代表作「わたしが一番きれいだったとき」を紹介します。 多くの人が教科書などでこの詩と出会い、励まされているかと思います。 わたしが一番きれいだったとき わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがら崩れていって とんでもないと...
まとめ

年末年始に読みたい。おすすめの詩・6選

年の瀬に大晦日、そして、元日にお正月……年末年始に読みたい詩を6篇選んでみました。 各リンク先から、詩の全文をごらんくださいね。 茨木のり子「十二月のうた」 熊はもう眠りました 栗鼠もうつらうつら 土も樹木も 大きな休息に入りました 「十二...
金子みすゞ

金子みすゞのお正月の詩…「お正月と月」「夢売り」

金子みすゞさんの詩で、お正月にまつわる詩を2篇紹介します。 お正月は一般的に晴れやかなイメージがありますが、なかには密かに寂しさを抱えている人もいるかもしれません。そんな人の心にそっと寄り添うような、優しい詩です。 お正月と月 お正月と月 ...
新川和江

【1月の詩】新川和江「元旦」

当ブログでは毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介する予定です。 1月の今回は、新川和江さんの「元旦」です。 元旦 どこかで あたらしい山がむっくり 起きあがったような…… どこかで あたらしい川がひとすじ 流れだしたような…… どこかで ...
茨木のり子

【12月の詩】茨木のり子「十二月のうた」

当ブログでは毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介する予定です。 12月の今回は、茨木のり子さんの「十二月のうた」です。 十二月のうた 熊はもう眠りました 栗鼠もうつらうつら 土も樹木も 大きな休息に入りました ふっと 思い出したように 声...
萩原朔太郎

【11月の詩】萩原朔太郎「殺人事件」

当ブログでは毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介する予定です。 11月の今回は、萩原朔太郎の「殺人事件」です。 (毎月紹介している他の詩と比べると、タイトルが少し物騒な感じがするでしょうか?推理小説のような味わいのある詩なので、もしよかっ...
堀口大学

【10月の詩】堀口大学「十月の言葉」

当ブログでは毎月1編ずつ、その月にちなんだ詩を紹介する予定です。 10月の今回は、堀口大学の散文詩「十月の言葉」です。  十月は、やさしくて、甘い。山の湖のやうに空が碧く澄んで、薔薇の花に思ひ出の匂ひがある。月は一段高い道を渡り、星はしきり...